創作キャラ紹介① インパクト

初めましての人は初めまして!市長です。
何となく思いつきで、うちの子たちをまとめてみることにしました。できれば1日1人更新を目指したいと思っています。5月頃まではアメリカにいるので、それまではこちらの時間の更新になります。メイン創作「ファミリアシティヒーローズ」だけでなく、ほかの創作についても触れていきますよ!
前置きはさておき、早速始めましょう。
トップバッターを飾るのは「ファミリアシティヒーローズ」の「インパクト」です。
恐らく僕が生み出した「ファミリアシティヒーローズ」のキャラクターの中で、彼は最古参にあたります。彼から始まった「ファミリアシティヒーローズ」の経緯について、少し長くなりますが書いてみたいと思います。
当時は1.5次創作(版権の世界観、設定だけ借りたオリジナル創作)に精を出していました。具体的に言うとゲーム及びアニメ「SHOW BY ROCK!!」の「オリミュモ」と呼ばれる創作です。簡単に言ってしまえば○○族、などと動物やモノの名前を持つミューモンと呼ばれるキャラクターたちがバンドを組み、対バンなどを経て絆を深めていく、というものでした。「オリミュモ(オリジナルミューモン)」という言葉からわかる通り最初はキャラクターを作るに留まっていたのですが(恐らく自分の分身として作り始めた人が多いのではないでしょうか)、やがてキャラクターが複数生まれ、原作のようにバンドを作るようになりました。そしてこの時当時の(今もですが)Twitterで流行ったのが「オリミュモ同士による対バン」。実際に原作でも行われたこのイベントをオリミュモでもやるようになり、それはやがてコラボイラストやコラボ漫画の枠を超え、実際のアーティストの曲を「イメタイ(イメージタイアップアーティスト)」としてYouTubeなどから引用し、あたかもライブをTwitterで実況しているかのようになっていきました。とはいえここに来るまでそれほど時間はかかっていないと思います。原作でも一部のバンドは実在するバンド、アーティストの曲を使っていたので。
さて、ここまでイラストや妄想のみでオリミュモ回にいた僕は、こういったイメタイが増えるにつれて少し肩身が狭くなっていきました。というのも、僕は邦楽に明るくもなければ、好きでもなかったからです。
聴きたくないほど嫌い、という訳ではありません(実際タイアップアーティストで好きになったアーティストもたくさんいます)。ただ、どうしても「じゃあうちの子にバンドを探そう!」とはなれず、かといって「イメタイ勢とは一線を画した方向で!」ともなれなかったのが僕の優柔不断なところで、いくつかバンドをあてがっても見ましたがやっぱりしっくりこない(一度自分の好きな洋楽や特撮ソングを使ったバンドを作りましたが、後者はともかく前者のキャラメイクに相当苦労してしまいました)。
そんなこんなで、徐々に心がオリミュモから離れつつありました(アニメ2期の不振など、他にも原因はあると思いますが)。
そんな時、誰が始めたかは忘れてしまいましたが、オリミュモ勢がひとり、ふたりと「純創作(1次創作)」に傾いていったのです。自分の好きな世界観で、好きなように創作できる。「メロフクさん(当時のハンネ)もやってみなよ!」一足先に純創作をしていたフォロワーの後押しもあり、そんな環境に憧れた僕は早速、自分の趣味の一つである「アメコミ」を起点にした純創作を考えるようになりました。寝る前に小さなスケッチブックに、何人かのキャラクター案を描いたのが全ての始まりです。そう、そしてその1ページ目こそ「インパクト」だったのです。
なんだか最後ドラマチックになってしまいましたが、インパクトはそんな思い入れの深いキャラなのです。周りを気にしてばかりいた僕が、初めて1から生み出した世界の住人。改めて考えてみると、なにか大切なことを思い出させてくれるような気がします。
さて、ここからはインパクトというキャラクターについて語っていきたいところなのですが、その前に軽く「ファミリアシティヒーローズ」について説明を。
インパクトを起点に始まったアメコミ創作。世界観については、特別奇想天外なものを考えていたわけじゃありません。むしろそれを逆手にとって、アメコミ好きが「あるある」と頷けるような、ある意味でステレオティピカルな世界を作りたい、という思いが最初にありました。尤も今はかなりオリジナリティを強めているので、その限りではないのですが。
舞台は「ファミリアシティ Familia City」と呼ばれる街(後に設定が整理され、現実世界におけるニューヨーク州の位置にある架空の「ファミリア州」の中にある複数のエリアで構成された街を「ファミリアシティ」と呼ぶようになりました)。「ファミリア Familia」の名前は、「みんなに親しみを持って欲しい」という思いで「familiar(よく知られた、慣れたなどの意味)」から取りました。
ここは世界の中でも特に「ギフテッド gifted」と呼ばれる特異体質の持ち主が多く暮らしています。言ってしまえば「ミュータント」です。先天的、後天的に分かれるこの「ギフテッド」、最初は単純にミュータントと違う名前にしたかったというのがあり、アメリカでは才能を持つ人や子供を「ギフテッド(特別なものを「授かった」)」と呼ぶと知り、採用しました。あとは普通のアメコミとほとんど変わりません。ファミリアシティを脅かすヴィラン(悪党)たちがいて、それらと戦うヒーロー(英雄)たちがいる、という構図です。ヒーローより小規模かつ過激な手段をも厭わず戦うヴィジランテ(自警団員)も存在します。そしてその中で暮らす一般人ももちろんいます。大事なのはこの区分、いずれにも普通の人間、ギフテッド両方が存在するということです。それが互いを理解し、時にぶつかり合う「ファミリアシティヒーローズ」の世界なのです(ちなみにこの名称は投票で決めました。他に何があったかはもう忘れてしまいましたが)。
インパクト(アレックス・アイズナー)はそんなファミリアシティで暮らすごくごく普通の高校生として生まれました。
インパクト、という名前がどう生まれてきたのか、詳しくは覚えていません。ですが「ある意味でステレオティピカル」な初期案を見ると、胸にデカデカと「IMPACT」と書かれています。テンプレ的なスーパーヒーローを生み出す為に文字通り「インパクト」のある単純な名前が必要だったのだと思います(ちなみに本名についてですが、僕は基本的に語感重視で決めるので特別な場合を除き重要な意味はありません)。
ではどのようにしてアレックスはインパクトになったのか?
ファミリアシティセントラルハイスクールに通う彼は、ある日突然、なんの前触れもなく「ギフテッド」になります。最初は能力に戸惑っていましたが、スーパーヒーローマニアの幼なじみ(彼もヒーローなのですが、この話は後ほど)の後押しを経て「インパクト」のコスチュームに袖を通すことになるのです。
能力を得て暫くは普通に暮らそうとしていたアレックス。そんなある日、前述の幼馴染と共にコンビニで強盗に遭遇します。黙って見過ごそうとした彼ですが、仲良くしていたコンビニの店員が脅迫されている姿を見て、過去の自分を思い出します。それは、いじめられっ子だった幼馴染のいじめ現場を見て、「今やらなければ、絶対に後悔する」と助け出した時のこと。
「今やらなければ、絶対に後悔する」。この思いが、アレックスをインパクトたらしめる思いのひとつです。そしてさらにここから「そのための力が、僕にはあるから」と続きます。隠してしまおうとした「ギフテッド(授かった)」能力。それを使う責任を、アレックスはここで自覚します。
コンビニ強盗を撃退した彼は、幼馴染の助けを借りながら「インパクト」の道を歩み始めるのです。
彼の性格は一言で言えば「The優等生」。勉強も運動もそつなくこなし、真面目で誰にでも優しい。お手本のような何不自由ない生活を送っています(僕のキャラにしては珍しく両親兄妹共に生存しており、過去も全く暗くありません(笑))。
でも実は最初期の彼は、優等生設定こそあれど、どちらかと言えばお調子者でした。この設定は今も「素の性格はちょっとお調子者」として存在しますが、彼の性格を変えたのは恐らく彼がリーダーを務める高校生ヒーローチーム「エクスプローラーズ」の存在が大きいと思います。
個性的なメンバーを持つこのチームをまとめあげるのはさぞかし大変でしょう。いつしかインパクトは真面目な委員長タイプの苦労人としての側面を持つようになっていきました。幼馴染を含むこのチームのメンバーたちについても、追って紹介していきます。
他のどのキャラクターにも言えますが、彼のコスチュームは参考にした版権キャラクターがいくつか存在します。ヒーローらしいドミノマスクはDCコミックのロビンを意識したものです。ロゴはほぼオリジナルですが、形がスーパーマンのものに似ているのも彼が「最初のヒーロー」である証かもしれません(ところでロゴの「I」部分が「丸い球」と「下向きの矢印」、即ち物がぶつかり「衝撃」が生まれるモチーフだって気づきましたか?)。首の後ろについているフードはシャザム!からインスパイアされたつもりでしたが、今の今まで彼が一度もフードを被っていないことを考えると、おそらくこれは単に僕のパーカーフェチの一端ですね(笑)。
そして彼の最も目立つ外見的特徴が両腕のパイルバンカー型パーツ。これはアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」で、同じく拳で戦う主人公、立花響のコスチュームに影響されたものです。中期(LINEスタンプ第一弾を出した頃)くらいのデザインでは脚にも装備されていますが、現在はオミットされています。
そんな彼のギフテッドとしての能力は「衝撃波」。彼の場合は四肢を何かに打ち付けることで、本来の何百倍もの衝撃を生み出し、爆発的なパンチ力、キック力、ジャンプ力を得られる、というものです。腕のパイルバンカーはこれに連動し、さらなる衝撃を加える仕組みになっており、これによりインパクトはコンクリートの壁を砕き、アスファルトを真っ二つにできるパンチ力を得ることが出来ます。
さて、ファミリアシティヒーローズ開始時から長い付き合いである「インパクト」をここまで紹介してきましたが、これからの彼はどうなるのでしょう。
他のアメコミと同じく、ファミリアシティヒーローズの面々は特に歳をとりません。
ですが、人間的に成長はしていきます。
彼は何不自由ない、とても幸せな環境に生きています。ヒーロー活動を始めた今でも、仲間に囲まれ、正体をうまい事隠しながら生活しています。ある時ふと、思ったんです。
「彼に本当に、人が救えるのか?」
彼は「人と人は分かり合える」と信じてやまない少年です。そしていじめられっ子でも、辛い経験をしたことも無い彼に、苦しむ人々が、ヴィランが、救えるのでしょうか?今の環境が崩れるかもしれない、それでも彼は誰かの為に動けるのでしょうか?
「今やらなければ絶対に後悔する。そのための力が、僕にはあるから」そんな彼の、これからの活躍に期待ですね。

The Familia Universe Production

主にTwitterで活動している「市長」の創作活動をまとめたホームページです。

0コメント

  • 1000 / 1000